キミだけはずっと傍にいて。

…なあ、ゆうな。


いつかゆうなになら話せるかな…




僕がずっと隠し通してきたあの出来事を……


今まで誰にも話したことのない過去を……




知っているのは学園長だけ。


でも、いつかゆうなにはちゃんと話すから。


だから、その時は何も言わずに僕を受け止めてくれる……?


傍にいてくれる……?




僕は不安をかき消すように隣に座るゆうなの頭を撫でた……───


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