キミだけはずっと傍にいて。
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「ねえ、あんた。何してるの?」
たこ焼きパーティーの準備をしていたわたしに声をかけてきたのは弥くんだった。
月見山 弥 (やまなし わたる) くん。
わたしの一つ下で、特別寮では唯一の一年生。
初期の冬舞くんにちょっと似ていて、少しツンツンしていて無愛想なところもあるけど、そこがまた可愛らしい。
「弥くん。今日はね、たこ焼きパーティーだよ。」
「…たこ焼きパーティー?何それ。」
わたしの言葉にまるで変なものを見るかのような目で見てくる。
まあそうなるよね…
みんなみたいなセレブな家庭は、たこ焼きパーティーなんてやらないだろうし…
「たこ焼きパーティーっていうのはね、みんなで一緒にたこ焼きを作って食べるの。」