キミだけはずっと傍にいて。

…あれ?


冬舞くん、なんだか顔が赤いような…


「冬舞くん、顔が赤いけど…大丈夫?」


風邪とかひいてないよね…?


「…っああ、大丈夫だよ。」


そっか、それならよかった…


「ねえ、ゆうなちゃん。俺も上手くできないんだけど、一緒にやってくれないかな?」


普段は竜司先輩も器用らしいのに、たこ焼きは、冬舞くんと同じく結構ぐちゃぐちゃになっていた。


「はい、わたしで良ければ…「ダメ。」


わたしで良ければいいですよ、と言おうとしたわたしの言葉を遮ったのは、冬舞くんだった。


「竜司はダメ。っていうか、ゆうなが手伝ってくれるのは僕限定だから。」


冬舞くんはそう言って、わたしを優しく引き寄せた。


……///


その仕草が妙に色っぽくて、一瞬ドキッとしてしまった。
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