キミだけはずっと傍にいて。
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その日の夜。
わたしは、小学生からずっと一緒の学校に通っている、親友の長野 美桜 (ながの みお) ちゃんに電話をかけた。
『はーい、もしもし。ゆうな?』
「美桜ちゃぁぁん……」
今日の目まぐるしい出来事のせいもあり、美桜ちゃんの声を聞いたら妙に安心してしまった。
『なになにどうした?ゆうなから電話してくるなんて珍しいよね?』
「あのね、実は……」
わたしは今日の朝の出来事を美桜ちゃんに話す。
………………
………………
『はあ!?!?え、なにそれ、マジ?っていうか、話がぶっ飛びすぎだわ、それ。ゆうなのお父さんって、そんなのあっさり了承しちゃうタイプだっけ?』
「ううん、そうでもないよ…。なんかわたしの直感なんだけど、お父さん、まだ何か隠してる気がするの。」