キミだけはずっと傍にいて。

ガバッ


「……っはあ……はあ……」


何、今の……

すごくリアルだった……


それに、あの小さいゆうなって呼ばれてたのはわたし。


祐樹にぃと侑李の名前も出てきたし、間違いない。




だけど…“ひーくん”って誰……?


顔が霞んでいてよく見えなかった上に、あだ名で呼ぶほど親しい男の子は、わたしの周りにはいない。


幼なじみも、美桜ちゃんしかいないはず。




うっ…

なんか気持ち悪い…


しかも、あの映像、わたしが車に轢かれて、“ひーくん”と呼ばれる男の子が、わたしの名前叫んでいた。


そこまで考えて、急に怖くなってきた。


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