キミだけはずっと傍にいて。
分からない…
ひーくんって誰……?
わたしとどういう関係なの……?
あれはわたしの過去……?
わたし、車に轢かれたことがあるの……?
もしかして、わたし、何か忘れてる………?
怖い…怖いよ……
誰か助けてっ……!
わたしは一人で自分の部屋にいるのが怖くなり、逃げるようにリビングへ駆け下りた。
でも、当たり前だけどリビングにも誰もいない。
「冬舞くんっ……」
無意識に冬舞くんの名前を呟いた。
すると、ふわっと体が何かに包まれた。