キミだけはずっと傍にいて。
………え。
それって…それってつまり、汐音ちゃんは、わたしが冬舞くんに…こここ恋をしてるって言いたかったの……!?
いきなりのことに、わたしは頭がついていかない。
でも、冷静になって落ち着いてよく考えてみれば、思い当たる節は結構ある。
同じ友達なはずなのに、美優ちゃんと汐音ちゃんよりも、冬舞くんに会いたくて昼休みに裏庭に行っていたわたし。
美優ちゃんと汐音ちゃんへの好きと冬舞くんへの好きは、少し違うような気がしたわたし。
冬舞くんを誰よりも綺麗だと思ったわたし。
冬舞くんをもっと知りたいと思ったわたし。
怖くなった時に真っ先に冬舞くんの温もりを求めたわたし。