幼馴染との正しい距離感2
すんでのところですーちゃんが支えてくれて、地面に激突をまぬがれた


「……あ、あっぶね…」


焦ったようなすーちゃんの声がすぐ傍で聞こえて


「ご、ごめん…
すーちゃ……」



謝りながら慌てて顔をあげた



瞬間



「「……」」



間近にすーちゃんの顔



ふにっと唇に柔らかい感触




自分の唇がすーちゃんのほっぺたに当たってしまった事に気付いたのは数秒後



「っ!ごごごごめんねっすーちゃんっ!」



慌ててすーちゃんから離れて
あわあわと頭を下げる


ぽかんとしてたすーちゃんは
そっと自分のほっぺたに手を置いて



それから
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