幼馴染との正しい距離感2
これだけは聞き流せない
こーくんのことを「物」みたいに言われるのも、扱われるのも
それだけは許せない
『…ねえ、つむぎちゃん』
『ん?』
『ぼくは、『物』なの?』
小さな頃の、こーくんのその問いかけが
今でも強く記憶に残ってる
『どうして、みんな
すきかってなことを言って
それをぼくに押しつけようとするんだろう』
みんなのこーくん
こーくんはこうじゃなきゃいけない
こうあるべき
周りが勝手に築いた理想像
こうであったらっていう希望と願望
『…こーくんは、こーくんだよ』
そんなの関係ない
こーくんはこーくんだ
ひとりの『人』だ
おもちゃでも機械でも
都合の良い道具でもない
誰かの気持ちを満たすための存在じゃない
『大丈夫だよ
ちゃんとこーくんをこーくんとして見てくれる人はいるから』
『つむぎちゃんみたいに?』
そう言って、嬉しそうに笑ったこーくん
その時の笑顔もいまだに忘れられない
こーくんのことを「物」みたいに言われるのも、扱われるのも
それだけは許せない
『…ねえ、つむぎちゃん』
『ん?』
『ぼくは、『物』なの?』
小さな頃の、こーくんのその問いかけが
今でも強く記憶に残ってる
『どうして、みんな
すきかってなことを言って
それをぼくに押しつけようとするんだろう』
みんなのこーくん
こーくんはこうじゃなきゃいけない
こうあるべき
周りが勝手に築いた理想像
こうであったらっていう希望と願望
『…こーくんは、こーくんだよ』
そんなの関係ない
こーくんはこーくんだ
ひとりの『人』だ
おもちゃでも機械でも
都合の良い道具でもない
誰かの気持ちを満たすための存在じゃない
『大丈夫だよ
ちゃんとこーくんをこーくんとして見てくれる人はいるから』
『つむぎちゃんみたいに?』
そう言って、嬉しそうに笑ったこーくん
その時の笑顔もいまだに忘れられない