幼馴染との正しい距離感2
庇護欲



そんな言葉と



独占欲



そんな言葉が頭に浮かぶ




「まあ、つむぎ先輩が被害に遇う前に
それを察知して、迅速に対処してるのは
素直にすごいと思います」


「そういうのって、実際は
簡単にできることじゃないですから」


「……行き過ぎな気も
しなくはないですけど」


「でも、それだけ
大事だってことなんでしょうね」



どこか呆れたように言いながらも
その表情は敵わないと言わんばかりに
柔らかい笑顔を浮かべてる



「愛されてますね。つむぎ先輩」



……



そう


いつも、そうなの



私が知らないところで、私を守ってる



昔も、今も



それを私は、いつも後から知るの



それで、すごく嬉しくなる



見えないところでも
大事に思ってくれているのが嬉しくて




胸があったくなるの
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