幼馴染との正しい距離感2
「こーくん」
……
「…こーくん?」
……
「こーくん、入るよー?」
何回かドアをノックして声をかけるけど
一向に返事がないので
そーっとドアを開ける
部屋の中を覗き込めば
ベッドの上に
まだ夢の中にいるこーくんを発見する
静かにドアを閉めて
こーくんの傍に腰をおろす
近付いても、こーくんが起きる気配はない
無防備な姿で寝入ってる
……約束してたわけじゃないし
起こさないでおこう
休日だけど
珍しく、こーくんからおでかけのお誘いがなかったから
久しぶりにひとりで買い物にでも行こうと思ったけど
結局、こーくんに会いたくなって
連絡も入れず、お家まで来てしまった
「…」
相変わらず、ずっと眺めていても
飽きないくらい綺麗な顔
あどけない寝顔を眺めながら
口許を緩める
……さらさら
こーくんの細くて柔らかい髪の毛に
思わず手が伸びて
指通りのいい感触に目を細める
「ん…」
そのまま撫で続けていると
こーくんがくすぐったそうに身をよじる
「…」
そのまま、うっすら開いた瞳が私を捉える
「ご、ごめんね。起こしちゃった?」
「…」
寝ぼけ眼のこーくんに謝りながら
慌てて手を離す
……
「…こーくん?」
……
「こーくん、入るよー?」
何回かドアをノックして声をかけるけど
一向に返事がないので
そーっとドアを開ける
部屋の中を覗き込めば
ベッドの上に
まだ夢の中にいるこーくんを発見する
静かにドアを閉めて
こーくんの傍に腰をおろす
近付いても、こーくんが起きる気配はない
無防備な姿で寝入ってる
……約束してたわけじゃないし
起こさないでおこう
休日だけど
珍しく、こーくんからおでかけのお誘いがなかったから
久しぶりにひとりで買い物にでも行こうと思ったけど
結局、こーくんに会いたくなって
連絡も入れず、お家まで来てしまった
「…」
相変わらず、ずっと眺めていても
飽きないくらい綺麗な顔
あどけない寝顔を眺めながら
口許を緩める
……さらさら
こーくんの細くて柔らかい髪の毛に
思わず手が伸びて
指通りのいい感触に目を細める
「ん…」
そのまま撫で続けていると
こーくんがくすぐったそうに身をよじる
「…」
そのまま、うっすら開いた瞳が私を捉える
「ご、ごめんね。起こしちゃった?」
「…」
寝ぼけ眼のこーくんに謝りながら
慌てて手を離す