幼馴染との正しい距離感2
……確かに
こーくんを「男の人」として意識したことはなかった
こーくんをそういう意味で意識し出したのは、熱で寝込んだあの時からで
それまではミキちゃんの言う通り
「こーくん」で見てた
「……こんなにどきどきするの、困る……」
「って言われてもねぇ…」
「好きなのに
すごく、好きなのに
こーくんに同じものを返せない」
触れたいって私も思う
だけど
こーくんみたいにキスとかハグとか
自分からこーくんに何かをすることが今の私には難しくて
今は与えられる愛情に対処するので精一杯
「……つむぎは一方的に愛情を貰うのが嫌みたいだけど
キスやハグをし返さないからって
好きじゃないってわけじゃないんだし」
「そもそも
キスとかハグとか無理してするもんじゃないし
つむぎがまだ慣れないならそれでいいじゃん」
「それを伝えて待っててもらえばいいじゃない」
「矢橋君はつむぎ至上主義なんだから
つむぎの言うことならなんだって聞いてくれるよ」
こーくんを「男の人」として意識したことはなかった
こーくんをそういう意味で意識し出したのは、熱で寝込んだあの時からで
それまではミキちゃんの言う通り
「こーくん」で見てた
「……こんなにどきどきするの、困る……」
「って言われてもねぇ…」
「好きなのに
すごく、好きなのに
こーくんに同じものを返せない」
触れたいって私も思う
だけど
こーくんみたいにキスとかハグとか
自分からこーくんに何かをすることが今の私には難しくて
今は与えられる愛情に対処するので精一杯
「……つむぎは一方的に愛情を貰うのが嫌みたいだけど
キスやハグをし返さないからって
好きじゃないってわけじゃないんだし」
「そもそも
キスとかハグとか無理してするもんじゃないし
つむぎがまだ慣れないならそれでいいじゃん」
「それを伝えて待っててもらえばいいじゃない」
「矢橋君はつむぎ至上主義なんだから
つむぎの言うことならなんだって聞いてくれるよ」