幼馴染との正しい距離感2
「…こーくん、 目、閉じて?」
お願いすれば
こーくんは素直に目を閉じてくれる
どきどきとうるさい心臓
胸を手を置いてなだめて、呼吸を整える
伏せられた長いまつげを眺めてから
意を決して
私はこーくんにキスをした
……
なんてことない、ただ触れるだけのキス
さっきだってした
………なのに
「…顔、真っ赤」
唇を離すのと同時に
目を開けたこーくんは
じっと私を見つめた後
微笑みながら、私の顔を撫でた
「まだまだ、たくさん練習しなきゃだね」
直前までの
初々しいこーくんはもういない
余裕たっぷりな顔で笑うこーくん
そんなこーくんに
追い付けるようになるには
いったい、どれだけ練習が必要になるのか
「…が、がんばるもん」
想像するだけで
いっぱいいっぱいだけど
もう、後には引かない
どれだけ時間がかかっても
絶対、こーくんに追い付いてみせる
そう決めたから
挑むようにこーくんを見返せば
こーくんは、一瞬、きょとんとした後
「ね、つむぎちゃん」
ふわりと私を抱き寄せて
「大好きだよ」
とびきり甘く、優しい声で囁いた
お願いすれば
こーくんは素直に目を閉じてくれる
どきどきとうるさい心臓
胸を手を置いてなだめて、呼吸を整える
伏せられた長いまつげを眺めてから
意を決して
私はこーくんにキスをした
……
なんてことない、ただ触れるだけのキス
さっきだってした
………なのに
「…顔、真っ赤」
唇を離すのと同時に
目を開けたこーくんは
じっと私を見つめた後
微笑みながら、私の顔を撫でた
「まだまだ、たくさん練習しなきゃだね」
直前までの
初々しいこーくんはもういない
余裕たっぷりな顔で笑うこーくん
そんなこーくんに
追い付けるようになるには
いったい、どれだけ練習が必要になるのか
「…が、がんばるもん」
想像するだけで
いっぱいいっぱいだけど
もう、後には引かない
どれだけ時間がかかっても
絶対、こーくんに追い付いてみせる
そう決めたから
挑むようにこーくんを見返せば
こーくんは、一瞬、きょとんとした後
「ね、つむぎちゃん」
ふわりと私を抱き寄せて
「大好きだよ」
とびきり甘く、優しい声で囁いた