生きていくんだ。それでいいんだ。
――――――
「おう!お前が星野か?
主任の関本だ。よろしく。」
「よろしくお願い致します。」
「じゃあ早速捜査会議に入るから、
最初に自己紹介よろしく。」
署に戻ると、ゾロゾロと出払っていた皆さんが帰ってきていた。
豊川さんとは真逆の、恰幅の良い関本主任に挨拶するとそのまま会議室へと・・
「あ、テツさん。仏さんは今、
長野が司法解剖中です。」
「分かりました・・。じゃあ長くんの作業場に行ってきます・・。」
「よろしくお願いします。」
「あれ?豊川さん会議出ないんですか・・?」
「ほれ星野。行くぞ。」
豊川さんは会議室には入らず、またたどたどしい足取りでどこかへと向かって行った。
関本主任との会話を察するに、
鑑識班の所へ行ったのかな・・?