生きていくんだ。それでいいんだ。
「!!!!?」
「・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・どうして・・
分かったんですか・・?」
「“元気飯”まで私を呼びに来てくれた時、
どうしてすぐに私に声を掛けなかったんですか?」
「それはだって・・豊川さんの特徴は聞いてたものの、
まだ顔とかは知らなかったので・・。」
「顔が分からなくとも、私は一人でカウンター席に座っていたじゃありませんか。」
「だから・・漁師さんとかで店内が賑わってたから、
“一番病人っぽい”人を探してたんですよ。」
「あの時、店内にいた客は私一人だけですよ・・?」
「・・・・・え・・・・・・?」
「イタズラに怖がらせてしまうだけなので、
この事はカエデさんや店長さんには絶対に言わないでください。
あの漁師さん達は全員・・
【死者】です・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」