生きていくんだ。それでいいんだ。
「!!!!!????」
「南無阿弥陀仏・・星野?どうした?」
「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」
「星野・・おい星野!」
・・生気が無くなり、無機質に目を閉じて仰向けに横たわる被害者の女性・・・。
「まさか・・・・。」
「大丈夫か?」
「・・・・・関本主任・・・・
少し外してもいいですか・・?」
「え・・・もしかして?」
「・・・・・・・はい・・・。」
「・・・分かった。
残りの現場検証はこっちでやっておくから、たっぷり“事情聴取”してこい。」
「・・・・・・。」
「明日の捜査会議でまた会おう。」
足早に403号室を出て、
エレベーターへ向かう。
被害者の女性の顔を見た時、
全身に鳥肌が立った。
その顔はまさに数十分前に見た顔・・
エントランスで佇んでいた・・
・・・あの女性だった・・・・。