生きていくんだ。それでいいんだ。
――――――
「ごめんごめん!
会議が長引いちゃって・・。」
「ううん大丈夫。
私も今来たところだから。」
「じゃあ行こっか。」
「うん!」
「肉喰うぞぉー!」
「アハッ。待ってよ~!」
何回かデートを重ねた頃にはお互いすっかり敬語も解けて、
何回目かのデートの時、お肉バルでご飯を食べた後にレイトショーで映画を観て・・
その帰り道、俺達は交際をスタートさせました。
“ほとんど付き合ったことが無い”
って最初に言いましたけど・・
一応こう見えても・・一応は・・俺も一通りの事は経験してきました。
でもマリは・・色んな事が“初めて”だったみたいで・・。
でもそれで余計に、
“大事にしなきゃ”って強く思いました。
マリにとって、
初めてのクリスマス。
初めての誕生日。
初めてのプレゼント。
マリにとって、
初めてのラブホ。
初めてのエッチ。
初めての腕枕。
マリにとって、
初めてのケンカ。
初めての仲直り。
初めての感情。
思い出を重ねる度にやっぱり“好き”が強くなって、“結婚”っていう夢も膨らんで・・
今思うと・・
“盲目”になっていたんだと思います。
だから・・・・・・・・・