リボン~もう1度君に、プロポーズ~
「だけども…同じことを繰り返したくなかったからと言う理由で別れさせたのは、よくないと思います。
愛する人を亡くした悲しみを知っているならば、それを繰り返さないための方法が他にあったはずです」
雪穂さんは乙國さんに言った。
「俺、思ってます」
お兄ちゃんはそう言うと、私たちに視線を向けた。
「周晴なら、希里恵と大晴を任せることができる…って」
「お兄さん…!」
「お前に“お兄さん”と呼ばれる筋合いはない!」
そう言ったお兄ちゃんの頭を雪穂さんがバシッとたたいた。
えーっと、デジャヴか?
再放送にしては早いような気がする…。
「…今回だけは許す」
「許すんかい」
たたかれた頭をさすりながら言ったお兄ちゃんに、私はツッコミを入れた。
愛する人を亡くした悲しみを知っているならば、それを繰り返さないための方法が他にあったはずです」
雪穂さんは乙國さんに言った。
「俺、思ってます」
お兄ちゃんはそう言うと、私たちに視線を向けた。
「周晴なら、希里恵と大晴を任せることができる…って」
「お兄さん…!」
「お前に“お兄さん”と呼ばれる筋合いはない!」
そう言ったお兄ちゃんの頭を雪穂さんがバシッとたたいた。
えーっと、デジャヴか?
再放送にしては早いような気がする…。
「…今回だけは許す」
「許すんかい」
たたかれた頭をさすりながら言ったお兄ちゃんに、私はツッコミを入れた。