リボン~もう1度君に、プロポーズ~
4*明かした秘密
季節的にも肌寒くなってきたので、休みの今日は衣替えをしていた。
「すっかり古くなったな…」
毛羽立っているダッフルコートを見ながら、お兄ちゃんは呟いた。
「もう何年着ているのよ、それ」
自分のコートを取り出しながら、雪穂さんは言った。
「大学の頃から着てるから…うわっ、もう10年以上も着てるじゃん」
お兄ちゃんはもうそんなに経ったのか…と、呟いて苦笑いをした。
「そろそろ新しいのに買い替えた方がいいと思うわ。
大晴も去年のコートが着られなくなっちゃったんでしょう?」
そう声をかけてきた雪穂さんに、
「そうですね、さっき着せたらパツパツになってました」
私は言い返した。
「えっ、もうそんなにデカくなったの?
子供の成長って、思っていた以上に早いなあ」
お兄ちゃんは驚いたと言う顔をした。
「すっかり古くなったな…」
毛羽立っているダッフルコートを見ながら、お兄ちゃんは呟いた。
「もう何年着ているのよ、それ」
自分のコートを取り出しながら、雪穂さんは言った。
「大学の頃から着てるから…うわっ、もう10年以上も着てるじゃん」
お兄ちゃんはもうそんなに経ったのか…と、呟いて苦笑いをした。
「そろそろ新しいのに買い替えた方がいいと思うわ。
大晴も去年のコートが着られなくなっちゃったんでしょう?」
そう声をかけてきた雪穂さんに、
「そうですね、さっき着せたらパツパツになってました」
私は言い返した。
「えっ、もうそんなにデカくなったの?
子供の成長って、思っていた以上に早いなあ」
お兄ちゃんは驚いたと言う顔をした。