リボン~もう1度君に、プロポーズ~
翌日を迎えた。

大晴は幼稚園の友達と遊ぶ約束をしていたので、彼を友達の家に送り届けた。

「夕方になったらお迎えにあがります」

「はい、わかりました」

友達の家を後にして、車で待っていたお兄ちゃんのところへと向かった。

お兄ちゃんと一緒に自宅に向かって車を降りた。

「先に帰ってていいから」

「わかった」

地下の駐車場へ車を止めに行くお兄ちゃんと別れると、私はマンションの中へと入った。

「やめてください、困ります!」

エレベーターで自宅がある階についたとたんに、雪穂さんの声が聞こえた。

「雪穂さん?」

何があったのだろうか?

そう思いながら足を向かわせると、
「お願いします!

希里恵と話をさせてください!」

そこにいたのは、周晴さんだった。
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