リボン~もう1度君に、プロポーズ~
特に変わった様子がなかった家の中に入ると、あの日と同じようにリビングに通された。
「あの、こちらの方は…?」
乙國さんがお兄ちゃんに視線を向けた。
「初めまして、希里恵の兄の田渕風斗です。
今回は妹のつきそいできました」
お兄ちゃんはペコリと頭を下げた。
「ああ、お兄さん…」
乙國さんはなるほどと言うように、首を縦に振ってうなずいた。
「お父さん、俺たちが今回家に訪ねてきたのは5年前のことについてです」
周晴さんが話を切り出した。
「5年前…」
「俺は希里恵に他に好きな男ができたと、お父さんから聞かされました。
俺は彼女のためを思って彼女が幸せになるならばと思って、その時はあきらめました」
周晴さんは乙國さんに言った。
「あの、こちらの方は…?」
乙國さんがお兄ちゃんに視線を向けた。
「初めまして、希里恵の兄の田渕風斗です。
今回は妹のつきそいできました」
お兄ちゃんはペコリと頭を下げた。
「ああ、お兄さん…」
乙國さんはなるほどと言うように、首を縦に振ってうなずいた。
「お父さん、俺たちが今回家に訪ねてきたのは5年前のことについてです」
周晴さんが話を切り出した。
「5年前…」
「俺は希里恵に他に好きな男ができたと、お父さんから聞かされました。
俺は彼女のためを思って彼女が幸せになるならばと思って、その時はあきらめました」
周晴さんは乙國さんに言った。