pure

「よし!!到着」

鍵をあけ、私達は中へと入った。

久々に健司の家に入った。

小さい頃はよく健司の家に入ってたけど…

最近はもぅなかなか入らなくなっていた。

それがなぜだか分からないけど。

私達は健司の部屋の前まできた。

「あいつもぅいるかな」

なんか緊張してきた。
誰がいるんだろぉ…

ガチャッ

中に入ると健司のベッドでスヤスヤ眠ってる男の子。

髪は茶髪で、耳には何個ものピアス。

年は多分私達と同じぐらいだと思う。

「達也、起きろよ!!もぅ皆来たぞ」

健司はその人を叩き起こしている。

「んッ…」

その人は、上半身を起こして目をこすりながら私達を見た。

うわぁ…
怖い…

寝起きだからか、目がすごく怖い。

隣りを見ると、美紀はすごく震えている。

よっぽど怖いのか。

「ほら、あいさつ」
健司がその人の背中を叩きながらゆった。

「松山達也です。よろしく」

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