やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「先輩?」
「市橋さんでしょ」
空の部長席を見つめてフリーズしていた莉緒の顔を古屋が覗き込む。
「で、新しい部長がやり手でどうしたの?」
「それが何歳だと思います?」
「うーん。50歳くらい?まさかの40歳?」
課長職ですら30代でなっている人はいない世界。部長ともなればかなりの年齢になっているのだろう。
「高辻さんも40代でしたもんね。」
「・・・そうだっけ?」
莉緒はわざととぼける。
「そうですよ。高辻さん見た目はかなり若かったけど、45歳だったじゃないですか。」
「そうだっけ。」
「先輩知らなかったんですか?」
「まぁね」
古屋の話をしながら莉緒は思い出したくない記憶がどんどんとよみがえっていた。
「市橋さんでしょ」
空の部長席を見つめてフリーズしていた莉緒の顔を古屋が覗き込む。
「で、新しい部長がやり手でどうしたの?」
「それが何歳だと思います?」
「うーん。50歳くらい?まさかの40歳?」
課長職ですら30代でなっている人はいない世界。部長ともなればかなりの年齢になっているのだろう。
「高辻さんも40代でしたもんね。」
「・・・そうだっけ?」
莉緒はわざととぼける。
「そうですよ。高辻さん見た目はかなり若かったけど、45歳だったじゃないですか。」
「そうだっけ。」
「先輩知らなかったんですか?」
「まぁね」
古屋の話をしながら莉緒は思い出したくない記憶がどんどんとよみがえっていた。