やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
予定していた会議がなくなり急遽行うことになったマーケティングリサーチ。
靴を外回り用ではなく、営業用にしていたことを後悔しながら莉緒は自分の足を見た。

かなり靴擦れが痛む。

莉緒はため息をつきながら靴を脱いで足の指をぐーぱーさせた。

もうひと踏ん張り。

そう言い聞かせていると、コンビニから和哉が出てくるのが見えた。

急いで莉緒はもう一度靴を履きなおし、何事もなかったかのように済ました顔で和哉を迎えた。
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