やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「その顔が見たかったんだよ」
「・・・もう・・・やられました」
莉緒を満足そうに見る和哉。
「もう一つ入ってるから」
和哉の言葉に莉緒は袋を開けてもう一つの箱を出した。

「なんですか?これ」
「付箋。ポストイット」
箱を開けると中からは豚の形をした付箋が出て来た。
「かわいい」
「だろ?今度それで俺にメッセージよこせ」
「いやですよ。職場では使えません。」
「いいだろ。見つからなければ。落とさないから」
期待する目で見る和哉に莉緒は子供みたいな一面を感じた。
「次!」
和哉にせかされて莉緒がもう一つの箱を出す。

その箱の中には瓶が入っていて、小さないろいろな色の飴が入っていた。
< 201 / 413 >

この作品をシェア

pagetop