やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「それは疲れた時用。机に置いて、疲れた時に食え」
「かわいい。」
「最後」
和哉の言葉に莉緒が最後に袋に残っている箱を出した。
長方形の箱。
その箱を開けるとそこには一本のペンが入っていた。
「素敵ですね」
莉緒がいつも使っているのはコンビニで売っているようなペン。
でも、和哉がプレゼントしてくれたペンはそのペンの数倍はするようなペンだった。
「でも、こんなにたくさん・・・申し訳なくて・・・心苦しいです。」
「いいんだよ。俺がそうしたかったんだ」
「心苦しいあまり、資料なんて作らないほうがよかったかと」
「ばか」
莉緒の言葉を遮るように和哉が声を荒げた。
「俺はうれしかったんだよ。あのファイルにはお前の気持ちが詰まってた。だから、ルール違反を犯しても、お前に会いたくなって、その罪悪感から慌てていろいろ見繕って来たんだよ。お前も気づいただろ?俺がお前にあげたいと思うものをみて。」
「・・・」
莉緒は自分の膝の上に並べた贈り物を見た。
「かわいい。」
「最後」
和哉の言葉に莉緒が最後に袋に残っている箱を出した。
長方形の箱。
その箱を開けるとそこには一本のペンが入っていた。
「素敵ですね」
莉緒がいつも使っているのはコンビニで売っているようなペン。
でも、和哉がプレゼントしてくれたペンはそのペンの数倍はするようなペンだった。
「でも、こんなにたくさん・・・申し訳なくて・・・心苦しいです。」
「いいんだよ。俺がそうしたかったんだ」
「心苦しいあまり、資料なんて作らないほうがよかったかと」
「ばか」
莉緒の言葉を遮るように和哉が声を荒げた。
「俺はうれしかったんだよ。あのファイルにはお前の気持ちが詰まってた。だから、ルール違反を犯しても、お前に会いたくなって、その罪悪感から慌てていろいろ見繕って来たんだよ。お前も気づいただろ?俺がお前にあげたいと思うものをみて。」
「・・・」
莉緒は自分の膝の上に並べた贈り物を見た。