やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「・・・」
驚きで和哉は一瞬言葉が出なかった。
でも、すぐ笑顔になり莉緒に言う。

「よかった。なら、俺が来た意味があったな」
「・・・」
「甘いもの食いに行くか!」
「はい」
「お前のおごりな」
「もちろん」
和哉はハンドルを握り、車を発進させた。




二人はパンケーキ店で大きなパンケーキを注文して二人で分け合い食べた。
約束通りに莉緒がおごったパンケーキ。

向かい合わせの席で、食べるパンケーキはいつもよりも甘く感じた。
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