やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
しばらく沈黙・・。
なのに、電話の向こうでお互いがどんな表情をしているかが分かるような気がした。
心配そうな和哉の顔が浮かぶ莉緒。
大丈夫と言っても、きっとそんなのは和哉にはすぐに嘘だとわかってしまう。
それでも心配はかけたくないと、莉緒は大丈夫とうそをつく。
『あー。会いたいな。』
「・・・はい」
『仕事、メールで送れ』
「いやです。無理です。部長はそちらの仕事頑張ってください。」
『・・・絶対そう言うと思った。』
「・・・」
『最低限でいい。無理すんなって言ってもお前は絶対に無理するから、心配してる。』
「・・・大丈夫です」
『なるべく早く終わらせて帰るから、それまで頼むな。帰ったら覚えてろ』
和哉の声はどこまでも優しい。
なのに、電話の向こうでお互いがどんな表情をしているかが分かるような気がした。
心配そうな和哉の顔が浮かぶ莉緒。
大丈夫と言っても、きっとそんなのは和哉にはすぐに嘘だとわかってしまう。
それでも心配はかけたくないと、莉緒は大丈夫とうそをつく。
『あー。会いたいな。』
「・・・はい」
『仕事、メールで送れ』
「いやです。無理です。部長はそちらの仕事頑張ってください。」
『・・・絶対そう言うと思った。』
「・・・」
『最低限でいい。無理すんなって言ってもお前は絶対に無理するから、心配してる。』
「・・・大丈夫です」
『なるべく早く終わらせて帰るから、それまで頼むな。帰ったら覚えてろ』
和哉の声はどこまでも優しい。