やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
そんな和哉の体をギュッと莉緒が抱きしめて離さない。

「・・・もう・・」
「ん?」
和哉の胸に顔を埋めたままで莉緒が話す。
「もう・・・気持ち・・・嘘つけません・・・」
「・・・」
「私も好きです。」
「・・・」
「まだ、怖いけど。いろいろ考えちゃうけど・・・好きなんです!」
「・・・」
「とっくに、好きなんです!」
莉緒は自分の気持ちを和哉に言葉にしてぶつけてから急に不安になった。

自分の想いは届いただろうか・・・。
うまく伝わっただろうか・・・。

和哉の反応が気になる莉緒。
< 225 / 413 >

この作品をシェア

pagetop