やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「できました」
完成した食事を莉緒が運ぶ。
「うまそう!」
莉緒が食事を完成させるころにはやっと部屋も片付け終えていた和哉。

ソファの前の机に莉緒が料理を並べる。
サラダや和え物、唐揚げなど、お酒のつまみになりそうなものを作った莉緒。

飲み会ではほとんど食事できていなかった二人はお腹もかなりすいていた。

「食べよう」
和哉が冷やしていたビールとグラスを持ってくる。
「はい!」

二人は並んでソファに座りながら、乾杯をして、食事をした。

「うまい!これ!うまいな!」
和哉は莉緒の作った唐揚げに大喜びで、大きな口で次々に頬張っていく。
「毎日食べたいな」
「それはよかったです」
「今度、弁当持って外で食べたいな。そういうの嫌か?」
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