やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
浴室の鏡でメイクを済ませた莉緒が浴室から出ると、和哉が莉緒を見て「ちょっと待ってろ」と寝室へ向かった。

寝室には大きなクローゼットがある。

そこには整頓されてたくさんのスーツや和哉の服が入っていた。

「これ」
和哉はチェックの薄手のシャツを持ち、莉緒の元へ来た。
「外は暑くても室内が寒いかもしれないだろ」
そう言って莉緒の腰にシャツを巻き付ける。
「ださいか?」
心配そうに言う和哉に莉緒は笑いながら首を横に振った。

「よし!行こう!」
和哉は莉緒の手を引いて歩き出した。
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