やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「まずはここだろ!」
そう言って和哉が莉緒を案内したのは駅前のカフェだった。そう。莉緒のことを和哉が初めて見つけたカフェ。
「何にする?」
店の前のメニューを見て、莉緒が悩んでいると、和哉はそんな莉緒の横顔を見ながら微笑んでいた。
「なんですか?」
視線を感じた莉緒が和哉の方を見ると、和哉が顔を近付けた。
「なんか、独占してる感じがたまんないなと思ってな」
「独占?」
「そう。初めてここで莉緒を見た時は声もかけられない関係だった。それにいつもはこの距離じゃないし。でも、今日はお前の全部を独占できてるみたいで、お得というか、レア感?なんだろ。とにかくうれしいんだよ。」
嬉しそうな表情の和哉に莉緒は心の中で自分も同じ気持ちだと思っていた。
「アイスキャラメルラテで。」
「いいねー。甘いの。」
莉緒が決めた甘いラテと和哉の選んだブラックコーヒー。
スコーンを半分に分けて食べる二人。
もちろん莉緒の好きなテラス席に座って、カフェの中を見渡す。
そう言って和哉が莉緒を案内したのは駅前のカフェだった。そう。莉緒のことを和哉が初めて見つけたカフェ。
「何にする?」
店の前のメニューを見て、莉緒が悩んでいると、和哉はそんな莉緒の横顔を見ながら微笑んでいた。
「なんですか?」
視線を感じた莉緒が和哉の方を見ると、和哉が顔を近付けた。
「なんか、独占してる感じがたまんないなと思ってな」
「独占?」
「そう。初めてここで莉緒を見た時は声もかけられない関係だった。それにいつもはこの距離じゃないし。でも、今日はお前の全部を独占できてるみたいで、お得というか、レア感?なんだろ。とにかくうれしいんだよ。」
嬉しそうな表情の和哉に莉緒は心の中で自分も同じ気持ちだと思っていた。
「アイスキャラメルラテで。」
「いいねー。甘いの。」
莉緒が決めた甘いラテと和哉の選んだブラックコーヒー。
スコーンを半分に分けて食べる二人。
もちろん莉緒の好きなテラス席に座って、カフェの中を見渡す。