やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「初めて妊娠が分かって、涙目だった和哉さんも。二人でエコーを見てこの子の心臓の音を聞いたときも。私がつわりで苦しんでるとき、自分のことみたいに心配してくれた和哉さんも。毎日お腹を撫でながらこの子に話しかける和哉さんも。」
「・・・」
「もうお父さんの顔になってるよ。全然違う。私が一番知ってる。」
「・・・そっか」
和哉は莉緒の膝に自分の頭をのせた。
莉緒のお腹の方を見つめたまま、お腹に触れ目を閉じる。
莉緒は自分の膝の上に横になっている和哉の頭を撫でた。
「俺は世界一やさしくて、世界一強い父親になりたい。」
「うん」
「この子が男の子だったら一緒に野球もサッカーもして、釣りにも行きたい。」
「うん」
「この子が女の子だったら、男は皆悪い奴だって教え込んでパパと結婚しようって言い続ける。」
「それは嫌われるかも」
「そうか?」
莉緒が笑うと和哉も目を閉じたまま笑顔になる。
「・・・」
「もうお父さんの顔になってるよ。全然違う。私が一番知ってる。」
「・・・そっか」
和哉は莉緒の膝に自分の頭をのせた。
莉緒のお腹の方を見つめたまま、お腹に触れ目を閉じる。
莉緒は自分の膝の上に横になっている和哉の頭を撫でた。
「俺は世界一やさしくて、世界一強い父親になりたい。」
「うん」
「この子が男の子だったら一緒に野球もサッカーもして、釣りにも行きたい。」
「うん」
「この子が女の子だったら、男は皆悪い奴だって教え込んでパパと結婚しようって言い続ける。」
「それは嫌われるかも」
「そうか?」
莉緒が笑うと和哉も目を閉じたまま笑顔になる。