やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「そんな時は二人で考えよう。」
「うん」
「だから、ちゃんと言ってほしい。」
「うん。私も同じ。」
和哉は自分の頭を撫でている莉緒の手をギュッと握った。

「二人で育てるんだ。父親としても母親としても一緒に成長しよう。」
「うん」

莉緒は、和哉の唇にキスをした。

「大胆だな」
そう言って笑う和哉。

「一つだけ言ってもいい?」
「なんだ?さっそくなんかあるか?」
和哉は少し不安そうな顔になる。
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