やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
クレープ店の前にある小さなベンチでクレープを食べている二人のことを周りの人が見ていく。
和哉は客観的に見てかっこいい。クレープを食べるようには見えないクールな外見の和哉が無邪気にクレープを頬張る姿は母性本能をくすぐられる姿だった。
「あーうまかった」
先に食べ終わった和哉が満足そうに深呼吸をした。
「これでチャラな」
「え?」
まだクレープを食べている莉緒が和哉の方を見る。
「一人じゃ来れないクレープやに一緒に来てくれて、クレープおごってもらったから、これでチャラ。昨日のこと、もう謝るなよ」
和哉がそう言って莉緒を見る。
「お前、気にしすぎなんだよ。」
「・・・」
莉緒はその時になって初めて、和哉が行きたい場所があるといったのも、クレープ代を莉緒に払わせたのも、莉緒がこれ以上夕べの失態を後悔したり、気にしないようにするためだと知った。
「ありがとうございます。」
謝るなよという言葉を聞いた莉緒は、謝るのではなく、感謝を伝えた。
そんな莉緒に満足そうに微笑んだ和哉は「もう一口くれ」と莉緒の手に残っていたクレープを食べた。
和哉は客観的に見てかっこいい。クレープを食べるようには見えないクールな外見の和哉が無邪気にクレープを頬張る姿は母性本能をくすぐられる姿だった。
「あーうまかった」
先に食べ終わった和哉が満足そうに深呼吸をした。
「これでチャラな」
「え?」
まだクレープを食べている莉緒が和哉の方を見る。
「一人じゃ来れないクレープやに一緒に来てくれて、クレープおごってもらったから、これでチャラ。昨日のこと、もう謝るなよ」
和哉がそう言って莉緒を見る。
「お前、気にしすぎなんだよ。」
「・・・」
莉緒はその時になって初めて、和哉が行きたい場所があるといったのも、クレープ代を莉緒に払わせたのも、莉緒がこれ以上夕べの失態を後悔したり、気にしないようにするためだと知った。
「ありがとうございます。」
謝るなよという言葉を聞いた莉緒は、謝るのではなく、感謝を伝えた。
そんな莉緒に満足そうに微笑んだ和哉は「もう一口くれ」と莉緒の手に残っていたクレープを食べた。