やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「市橋」
「はい」
「これ、企画執行部の高辻さんに渡してきてくれるか」
「・・・はい」
「企画案だ。デパートの7階の店舗、契約までたどり着けそうだからその前に通しておきたい。」
「了解しました。」
莉緒は和哉に頼まれて、企画執行部へ向かった。
割り切らないとならない。
飲み会の時、帰る自分と和哉をフォローしてくれたことのお礼も言っていない。
企画執行部のフロアに向かうエレベータの中で莉緒は大きく深呼吸をした。
そしてそのフロアへ着いたとき、一番近い場所に高辻が立っていた。
莉緒の姿を見て明らかに表情が変わり反応する高辻。
莉緒は止まりそうになる足を無理やり動かした。
「片寄部長より預かってきました。企画案です。契約がまとまりそうなので、なるべく早く承認いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。」
他人行儀に話をする莉緒に高辻も動揺している。
「はい」
「これ、企画執行部の高辻さんに渡してきてくれるか」
「・・・はい」
「企画案だ。デパートの7階の店舗、契約までたどり着けそうだからその前に通しておきたい。」
「了解しました。」
莉緒は和哉に頼まれて、企画執行部へ向かった。
割り切らないとならない。
飲み会の時、帰る自分と和哉をフォローしてくれたことのお礼も言っていない。
企画執行部のフロアに向かうエレベータの中で莉緒は大きく深呼吸をした。
そしてそのフロアへ着いたとき、一番近い場所に高辻が立っていた。
莉緒の姿を見て明らかに表情が変わり反応する高辻。
莉緒は止まりそうになる足を無理やり動かした。
「片寄部長より預かってきました。企画案です。契約がまとまりそうなので、なるべく早く承認いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。」
他人行儀に話をする莉緒に高辻も動揺している。