僕らだけのsweetie

ザアッと風が吹き、オーブリーは一瞬だけ目を閉じて。その一瞬の間に、四人の悪魔は姿を見せていた。少し距離を取っているものの、オーブリーを取り囲んでいる。

「四人全員で来たの？みんなで仲良く死ぬために？まあ、その方が好都合なんだけど」

オーブリーが銃を構えていつでも発砲できる状態を作ると、ダークブラウンの悪魔が「違う」と言った。

「俺たちは、自分の領域に入ってきた女を捕まえに来たのさ」

「それって私のこと？捕まえてどうするつもり？」

ガサリと背後で動く音がする。振り向くと、金髪の悪魔が言った。

「溺れるくらいたっぷり可愛がってあげますよ！！」

そう言った刹那、金髪の悪魔が猛スピードでオーブリーに突っ込んでくる。オーブリーはそれを避け、銃で金髪の悪魔に殴りかかった。

「うっ……」

銃は金髪の悪魔の腕に当たり、悪魔は苦しげに顔を歪める。ダークブラウンの悪魔が「全員でかかるぞ！！」と言った。残りの悪魔の目が鋭くなる。