僕らだけのsweetie
今までの悪魔との戦いでは、多くの悪魔が最初から魔術を使ってきたのですぐに倒すことができたのだ。

「クソッ!卑怯者!!」

オーブリーは逃れようとするが、まるで縛られているかのように体を動かすことができない。それでも必死にもがいていると、ダークブラウンの悪魔と黒髪の悪魔が近づいてきた。

「残念。俺らの勝ちだな」

「というわけで、危ないものは全部没収させてもらうぜ」

ダークブラウンの悪魔と黒髪の悪魔がオーブリーから銃を奪い、さらに体の中に武器を隠していないか調べ始める。

「やめろ!この……変態!!」

叫ぶことしかできないオーブリーを、「ずいぶん強気だな」と全員が呆れた目で見つめた。

「まあ、その方が調教のしがいがあるけど。気の強い女の子をさ、ベッドで泣かせてみたいんだよねぇ〜……」

ダークブラウンの髪の悪魔がオーブリーの体のラインをなぞる。その手つきにびくりとオーブリーは体を震わせた。

「あっ!ずるい!俺も女の子触りたい」
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