僕らだけのsweetie
柘榴色の髪の悪魔が言い、「これから嫌ってほど触れるだろ」と黒髪の悪魔が答える。

「さて、連れて帰るか」

ダークブラウンの悪魔がそう言うと、「わかりました。じゃあハンターさん、寝とってくださいね」と金髪の悪魔がまた魔術を使う。

「や、やめろ！！」

オーブリーは抵抗したものの、強い眠気に襲われて意識を手放してしまう。最後に見えたのは、色とりどりの悪魔の髪の毛と、勝ち誇った笑顔だった。



オーブリーが目を覚ますと、そこは見たことのない場所だった。

シャンデリアが煌めき、部屋は黒で統一されている。しかし、まるで貴族の部屋のように豪華だった。

「何なの、ここ……」

オーブリーは柔らかなベッドに寝かされていた。立ち上がろうとすると、ジャラリと音がする。ふと自分を見れば、オーブリーの両手足は鎖で拘束されていた。

「何これ！！」

オーブリーは鎖を外そうとするが、思っているよりも頑丈に作られていてどんなに引っ張っても外れない。それでも諦めずに外そうとしていると、ドアが勢いよく開いた。
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