今宵、君を独り占め〜ヤンデレ彼氏〜

ソノ願イ、叶エテアゲル

僕は彼女なしじゃ生きていけない。それは彼女だってきっと同じ。僕らは互いの存在があるから生きていける。

僕は彼女に何でもしてあげる。身の回りのお世話も、してほしいことも、何でも叶えてあげる。じゃなきゃ、生きている意味ないんだ。

「おはよう！朝ご飯できてるよ〜。スーツ今着せてあげるからね」

「おはよ〜……」

まだ眠そうな彼女を起こして、スーツを着せてあげる。彼女はもう一人じゃきっと着替えもできない。僕がしっかり面倒みないと。

「わあ〜、おいしそう！いただきます！」

「はい、あ〜ん！」

彼女にご飯を食べさせる。おいしい、と言いながら食べてくれる彼女の姿を見るのが幸せ。これで職場も一緒だったらもっと幸せだったのにな……。

「あっ！今日ね、会議があるから遅くなるかも。上司が色んな仕事押し付けてきてさ〜……。そのくせ自分がキャバクラ行ってるんだよ」

彼女の言葉に僕の心がスッと冷えていく。僕の大切な彼女が困っている。許セナイ……僕タチノ時間ヲ奪ッテ……。

「あの上司、いっそのこと死んでくれないかな〜……」

僕は彼女から上司の名前を聞き出すことにした。もちろん、彼女の望みを叶えるためにね……♡