月夜ノ約束
目覚まし時計が鳴り響く。
カーテンの隙間から入る光が私の顔を照らす。

「…今日入学式じゃん!!!」

焦って起きた私の名前は白鳥美里(しらとりみさと)
今日は高校の入学式だと言うのに
初っ端から遅刻しそうな、いわゆるドジ女。

「お母さん!なんで起こしてくれなかったの!」

朝イチから母親とは起こした起こしてないの言い合い
それもいつもと変わらない風景。
そして、元気よく戸を開け

「いってきまーす!」

ここから始まる私の高校物語。
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