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「オラー席につけー」
『こいつは2-1(僕たちのクラス)担任兼体育科男性教師の上田勝。ぶっちゃけウザイ、暑苦しいから』
「最近犯罪が増えてるからそのことに関するプリント配るぞ」
勝手にしてください。
「遥ちゃん」
「ん?」
瞳にいきなりよばれて何故か緊張してしまった。
「今日一緒に帰ろ」
「え?」
まさか瞳から誘いがあるなんて!やった~!
「相談したいことがあるから」
それが本題か。
「わかった、いいよ」
「…元気ないよ?大丈夫?」
「うん」
お前がが居れば。
「じゃあまた放課後に校門前にね!」
「おう」
って言うか放課後まで会う予定ないんかい!
昼飯一緒に食べよ~。とか無いんかいぃぃぃぃぃぃ!
と悶絶しつつ、放課後を待つ。



「遅いよ!遥ちゃん!」
「……ごめん」
掃除サボったくせに…
「で?相談って?」
「これなんだけど……」
瞳は何かのCD-Rを僕に渡す。
「………何コレ」
「わからないの。街でワカメ頭の男の人とぶつかった時に相手が落としたんだけど………」
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