堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~
そう言いつつもまだ余裕のある彼は、私の火照った肌にそっと手を滑らせた。壊さないように大切に……彼がそう思ってくれているのがわかる、ゆるやかで優しい愛撫。
少しずつ、けれど確実に甘く熟されていった私は、ベッドの上で身を捩り、ときどき堪えきれずにあえいでは、未知の快楽に溺れていった。
『瑠璃。苦しいかもしれないけど、どうか俺を受け入れて』
そしてひとつに重なり合った時、初めての私はものすごい圧迫感と鈍い痛みを感じたけれど、志門さんが安心させるように何度も口づけをしてくれ、私の緊張を溶かしてくれた。
次第に痛みが、別の感覚に変わる。志門さんと繋がりあう喜びを、本当の意味で知る。
『志門さん……私を見つけてくれて、ありがとう……』
あまりの恍惚感に意識が飛びそうになる直前、彼の顔を両手で包み、ダークブロンドの髪をかき抱くようにして、肩にぎゅっと押しつけた。
『これからも、どこにいたってきみを見つける。……愛してるよ、瑠璃』
耳元で幸せすぎる愛の言葉が響いて、胸がいっぱいになって。同時に、ふたりで一緒に限界を迎えたのを覚えている。
志門さんの背中は汗びっしょりで、それでも構わずぎゅっと抱き合い、交代でシャワーを浴びた後、またベッドに組み敷かれて、体を重ねて――。