愛を贈りたいから〜これからもずっと〜
結局、当たり前だけど、ヨーロッパ旅行どころの騒ぎじゃなくなってしまい
「せっかくだから、2人で行って来なよ。」
と悠は言ってくれたけど、やっぱり行くなら3人でと加奈とも話し、中止することにした。
せめて、高校の卒業旅行で行った伊豆に一泊でもと思ったけど、悠の体調がやっぱり無理だった。
「本当にごめんね。」
「謝ることないよ。いつになるかはわからないけど、必ず3人で卒業旅行行こう。約束だからね。」
「由夏、ありがとう・・・。」
私の言葉に、悠は涙ぐみながら、頷いてくれた。
そして、じゃ2人で伊豆に行こうかと加奈と話していると、塚原のおばさんから連絡が来た。
『由夏ちゃん、よかったら一緒に、聡志のとこ、行かない?』
「えっ?」
実はゆっくり会ったりは出来ないかもしれないけど、聡志の顔を見に行きたいな、とは思ってた。実際に泊まるとことか調べてみたんだけど、Eのキャンプ地は沖縄本島じゃなくて離島だから、宿泊施設があまりなく、既に埋まってしまっていて諦めていた。
でも、新人選手の家族には球団が用意している宿舎があって、おばさんはおじさんと陣中見舞いに行く予定だったんだけど、おじさんが仕事で行けなくなっちゃったそうで、それで私に声を掛けてくれた。
『卒業旅行ダメになっちゃったんでしょ?よかったら付き合ってよ。』
「それはもちろん願ったり叶ったりですけど、本当にいいんですか?」
『だって1人で行くのもね。あなたのお母さんも、どうせなら娘をよろしくって言ってるし、お友達も誘ってどう?』
「えっ、加奈もいいんですか?」
『聡志だって、ギャラリーが1人でも多い方が嬉しいわよ。本当は2人で行かせてあげたいんだけど、私が一緒じゃないと、そこ泊めてもらえないみたいだし。』
そう言って笑うおばさんのお言葉に甘えて、加奈に連絡してみると、是非お願いしますとのこと。
こうして、よもやの沖縄行きが実現することになった。
「せっかくだから、2人で行って来なよ。」
と悠は言ってくれたけど、やっぱり行くなら3人でと加奈とも話し、中止することにした。
せめて、高校の卒業旅行で行った伊豆に一泊でもと思ったけど、悠の体調がやっぱり無理だった。
「本当にごめんね。」
「謝ることないよ。いつになるかはわからないけど、必ず3人で卒業旅行行こう。約束だからね。」
「由夏、ありがとう・・・。」
私の言葉に、悠は涙ぐみながら、頷いてくれた。
そして、じゃ2人で伊豆に行こうかと加奈と話していると、塚原のおばさんから連絡が来た。
『由夏ちゃん、よかったら一緒に、聡志のとこ、行かない?』
「えっ?」
実はゆっくり会ったりは出来ないかもしれないけど、聡志の顔を見に行きたいな、とは思ってた。実際に泊まるとことか調べてみたんだけど、Eのキャンプ地は沖縄本島じゃなくて離島だから、宿泊施設があまりなく、既に埋まってしまっていて諦めていた。
でも、新人選手の家族には球団が用意している宿舎があって、おばさんはおじさんと陣中見舞いに行く予定だったんだけど、おじさんが仕事で行けなくなっちゃったそうで、それで私に声を掛けてくれた。
『卒業旅行ダメになっちゃったんでしょ?よかったら付き合ってよ。』
「それはもちろん願ったり叶ったりですけど、本当にいいんですか?」
『だって1人で行くのもね。あなたのお母さんも、どうせなら娘をよろしくって言ってるし、お友達も誘ってどう?』
「えっ、加奈もいいんですか?」
『聡志だって、ギャラリーが1人でも多い方が嬉しいわよ。本当は2人で行かせてあげたいんだけど、私が一緒じゃないと、そこ泊めてもらえないみたいだし。』
そう言って笑うおばさんのお言葉に甘えて、加奈に連絡してみると、是非お願いしますとのこと。
こうして、よもやの沖縄行きが実現することになった。