愛を贈りたいから〜これからもずっと〜
世の中は、今やクリスマスムード一色。悠一家は、ファミリーで賑やかなイブパーティ。加奈と沖田くんは、カレカノになってから、初めてのイブで、なんとか休みを合わせたみたい。
私はと言えば
「由夏、悪いけど、イブは出勤だからね。」
と早い段階で、ショップマスターから言われていて、それは商売柄、仕方ないと諦めていた。
聡志に報告したら
「じゃ、23日は開けといてくれ。」
と言われた。この世間のムードに乗って、いよいよ・・・?期待は膨らんでいる。
そして、当日。この日はドライブデートと相成ったが、目的地がなぜか、静岡の三保の松原。
風光明媚な観光地であることは知ってるけど、わざわざクリスマスイブイブのデートで行く所ではないような気が・・・。
「バ〜カ。三保の松原は冬が見頃なんだ。晴れが多くて、空気は澄んでるから、富士山が見えやすいし、なんと言ってもその富士山が雪化粧してるのがいいんだ。松原と富士山が同時に見えるスポットがあって、見たら感動するぞ・・・ってガイドに書いてあった。」
えっ、なんか滔々と語ってたけど、全部受け売り?思わず内心コケてしまう。
確かに、実際にその景色は絶景だったし、海岸からは遠く伊豆半島も一望出来た。
また沈む夕日は美しいそうだし、近くの神社に繫がる参道は、夜にはライトアップされ、結構いい雰囲気らしい。
あるいは、その時に・・・なんて思ってたら
「やっぱり評判通りだったな。さ、行こう。」
とまだ日の明るいうちに、引き上げて行く。えっ?と思いながら、慌てて後に続く。
そう言えばお昼ご飯も
「ここ、美味いらしいぜ。」
とやはり、ガイドで仕入れたらしい情報をもとに、回転寿司屋さんに。こちらも確かに美味しゅうございましたけど、なんかロマンチックな雰囲気とは程遠く、私は正直戸惑っている。
東名高速を快調に飛ばしているうちに、冬の早い陽は落ちて行く。
「もう夕飯食えるか?」
「えっ?まぁ大丈夫だけど・・・。」
「OK。」
聡志は東名を横浜町田ICで降りて、国道へ。
(横浜へ行くの?)
私が、そう思っていると、聡志は確実にそちらに車を走らせている。
私はと言えば
「由夏、悪いけど、イブは出勤だからね。」
と早い段階で、ショップマスターから言われていて、それは商売柄、仕方ないと諦めていた。
聡志に報告したら
「じゃ、23日は開けといてくれ。」
と言われた。この世間のムードに乗って、いよいよ・・・?期待は膨らんでいる。
そして、当日。この日はドライブデートと相成ったが、目的地がなぜか、静岡の三保の松原。
風光明媚な観光地であることは知ってるけど、わざわざクリスマスイブイブのデートで行く所ではないような気が・・・。
「バ〜カ。三保の松原は冬が見頃なんだ。晴れが多くて、空気は澄んでるから、富士山が見えやすいし、なんと言ってもその富士山が雪化粧してるのがいいんだ。松原と富士山が同時に見えるスポットがあって、見たら感動するぞ・・・ってガイドに書いてあった。」
えっ、なんか滔々と語ってたけど、全部受け売り?思わず内心コケてしまう。
確かに、実際にその景色は絶景だったし、海岸からは遠く伊豆半島も一望出来た。
また沈む夕日は美しいそうだし、近くの神社に繫がる参道は、夜にはライトアップされ、結構いい雰囲気らしい。
あるいは、その時に・・・なんて思ってたら
「やっぱり評判通りだったな。さ、行こう。」
とまだ日の明るいうちに、引き上げて行く。えっ?と思いながら、慌てて後に続く。
そう言えばお昼ご飯も
「ここ、美味いらしいぜ。」
とやはり、ガイドで仕入れたらしい情報をもとに、回転寿司屋さんに。こちらも確かに美味しゅうございましたけど、なんかロマンチックな雰囲気とは程遠く、私は正直戸惑っている。
東名高速を快調に飛ばしているうちに、冬の早い陽は落ちて行く。
「もう夕飯食えるか?」
「えっ?まぁ大丈夫だけど・・・。」
「OK。」
聡志は東名を横浜町田ICで降りて、国道へ。
(横浜へ行くの?)
私が、そう思っていると、聡志は確実にそちらに車を走らせている。