10日間の儚い夢
第1章

誕生日

私は、高校2年生の黒谷 日向。今日は幼馴染の弥富 歩の誕生日。あれ、歩って何が好きなんだろう?お菓子?それとも洋服?なんだろう。まぁ、貰ったら嬉しいよね。そんなことを考えて私は買い物に出かけた。


『ピンポーン』
あれ、歩居ないのかな?おかしいなぁさっきメールでは居るって言ってたのに。おかしいなぁ。メールしてみよう。
『歩、今何処にいるの?』
『すまねぇ!コンビニにお菓子買いに行ってた』
なんだ。いつもの歩むらしい行動じゃん、私は少し苦笑した。
彼此15分経った。人影が見える。歩かな?
「すまん!遅れた。」
「いいよ、全然待ってないし」
そう言って私と歩はたわいない会話をした。
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