小さな小さな恋物語

うちは泣いたまま帰ってきた。

お母さんはまだ帰ってきていない。

だから思いっきり泣いた。

そして、そのままねちゃった。

**

トゥルル…

トゥルルル…

うちは携帯の音で目を覚ました。

「なんだよっ!」

と携帯を開いたら、そこには龍からのメールがあった。


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to:龍       6:05
Sb:元気か?

おっす。
元気か?

お前 元気に学校いってるか?
俺は熱だゎ・・
あ・・失恋で寝込んでるんじゃないかんな
俺は失恋なんかしてねえっ!!
いつか 絶対振り向かせる。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

龍…

失恋で寝込んでるんじゃないんだ…

いつか 絶対振り向かせる。 か…

もう うちは振り向いてるよ。

十分アンタの事好きだよ。

なんてね…

そう言いたいな…

って…

何考えてんの!?

龍なんて友逹じゃんっ

付き合いとかはないじゃんっ!

はあ…

なんでだろう…

どうして、龍のこと考えると胸が痛いの…?

「春花あっ!!ご飯だよ~っ!」

お母さんの声。

そういえば昨日、夜ごはん食べてないじゃんっ!

お腹すいたああああっ

「うんー。今いくからーっ!」

うちは朝ごはんをたくさん食べて、学校へ行った。

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