小さな小さな恋物語
次の日。

瑠璃は来なかった。

瑠璃が来ないことから、
告白の結果がどうなったのかは理解できた。

きっと、振られたんだろう。

直也は確かに瑠璃のことはすきだ。

でも、直也はうちに性格がめちゃくちゃ似てる。

うちみたいに…

思ってもないこと言っちゃったんだろうな…

「春花あっ!!」

あー?人が真剣に悩んでるときになんだよっ!

振り向いた先には。

中島 和 チャラ男

「何…?」

和 うちが大嫌いな男。

何度も告白は成功してるのに、1週間ぐらいでわかれているらしい。

「冷たいじゃん。」

次のターゲットは、うちなのか?

んなわけない。

「うるさいな。きもいからあっち行けよ。」

最近 渡辺 亜矢菜に振られたという噂だ。

「あ? うるさいだと? てめーっ!」

いきなり殴りかかってきた。

やばっ!


バシッッ!!

誰かがうちをかばってくれた。

うちは当たらなかった。


ドサ。

という音と同時に倒れたのは、

「え…?……












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