小さな小さな恋物語
「成功…するといいね…」
ちょおいまちーっ!!
自分の心の中が叫んだ気がした。
その叫びで今うちがいった言葉の意味をようやく理解した。
うちは和を応援しちゃだめじゃん。
だって、瑠璃と直也は両想いになってほしいもんっ!
和を応援したら、瑠璃+和になっちょうよー!
でも、和のあの顔。
あの憎たらしい和とは、全然違ったな…
和のことを少しだけ好きになれた気がした。
てか…瑠璃今日いないんだけど…
明日もこないんだけど…
相変わらず馬鹿だな。
和は。
うちはクスッと笑い学校を出て行った。