小さな小さな恋物語


「ふわああああっ」

うちは布団から起きた。

目の前にはおかん。

その隣にはうちの妹。

二人は大きく息を吸うと

「早く起きなさいっ!!」

と怒鳴ってきた。

そのせいで朝から機嫌が悪い。うち。

久しぶりに早起きしたのかしらないけど、ニコニコしてる妹。

なんてったって今日は、妹のハロウィンパーティなのだからな。

家でやるらしいから、うちは龍と瑠璃と出かけることにした。

でも、この調子じゃ瑠璃がこれるかわからない…

「電話でもしてみるか…」

うちはご飯を早口で食べて、携帯を手に取った。

そして、瑠璃に電話をかけた…

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